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国内版「地域の味」


第一回「名古屋の駄菓子」

さて、記念すべき第一回です。
最近大都市として発展してきているものの、何故か田舎に見られてしまう。
そんな大いなる田舎名古屋を紹介していきます。

白地図名古屋は赤丸のあたりです。

名古屋の味といえばエビフライ、赤みそ、きしめんうどん…等々色々あるのですが、
実は「三時の○○○」の必需品である「あるもの」の巨大供給地なのです。
思い出してください。皆さん昔、どんなおやつをたべましたか?
「クッピーラムネ」「マーブルガム」「トンガリ」…懐かしい名前がせいぞろいしていますが、
実はこれ全部名古屋産なんです。
そうです。名古屋は駄菓子の名産地なのです。

そもそも駄菓子とは何でしょう?
辞書を引くと、「粗糖・雑穀などで作った菓子。」…あまりイメージがわきませんね。
簡単に言うと駄菓子とは、「べっこう飴や、ラムネのように安くて単純な菓子」です。
しかしこの「単純」な駄菓子には、実に不思議な力があります。
一度食べるとクセになる味、見ていて楽しい色や形、そして何より安価に買える気軽さ…
これらが子供達のみならず大人をもはなしてやまない駄菓子の力なのです。
昔、遠足の前には喜々として近所の駄菓子屋さんに行ったものです。

しかし、近年駄菓子屋が急激に減少しているのです。
(実際私の家の近くの駄菓子屋もなくなってしまいました…)
卸問屋の廃業につぐ供給の減少と、子供の駄菓子ばなれが原因と言われています。
そんな中において少し前、ある画期的な大規模駄菓子屋が開店しました。
その名も「キャラメル横町」。
何が画期的かというと、駄菓子のインターネット販売です。
それも駄菓子の醍醐味である「一個」からの販売です。
インターネットで注文を受け、個別に手で包装、出荷。
駄菓子屋が少なくなった近年ではうれしい限りです。
そんなこんなで、駄菓子の話もハッピーエンド。
そろそろ私も小腹がすいてきたので、いざ駄菓子を食べに参ろうか…。
ではまたこんど!

キャラメル横町のHPはここ

第二回
〜保存食から名産品へ〜
   きりたんぽ鍋

秋田

やはり秋田といえばきりたんぽです。
炊いた米を木の棒にのばし、炭でこんがりと焼き上げる。
鍋ではもちろん、そのままでもおいしい。
今回はそんなきりたんぽを紹介(?)していきます。

きりたんぽといえば、皆さんもご存じの通り秋田の名産品です。
しかしこのきりたんぽ、保存食だったことを知っていましたか?
元々きりたんぽとは、狩猟や炭焼きのために山にこもる人のための保存食だったのです。
焼いた米は当時非常によい保存食だったのです。
そしてそれに獲った鴨や雁などを一緒に煮込み鍋にしたものがきりたんぽ鍋です。

近年、その味が一般に知られ普及すると共にあることばがよく言われるようになりました。
「比内鶏」です。
比内鶏とは比内地方の原産とされるニワトリの一種で、天然記念物です。
この鶏は肉質にすぐれ、食用として重宝されてきました。
しかし、ここで一つ問題があります。
比内鶏は天然記念物なのです。天然記念物を食べていいのでしょうか?!
もちろんいけません。捕まります。
ではなぜ比内鶏なのでしょうか?
実は使っているのは比内鶏ではなく比内地鶏なのです。
比内地鶏とは、比内鶏を他の品種とかけ合わせて作出されたとりなのです。
味は比内鶏に似ておいしいのですが、やはり比内鶏とはちがいます。
しかしこれが比内鶏として表記されてしまっているのです。
これは、大きな問題です。
この問題が世間に出た時(ついこの間ですが・・・)ほとんどの表記が直されました。
しかし、一部はそのままなのです。
この表記は消費者をだましているのです。
私はアレルギーを持っているのですが
ある店で料理を注文した時、「エビは入っておりません。」
と店員が言ったにもかかわらずエビが入っていたのです。
もしこれがそばアレルギーの人の場合だったらどうなっていたでしょう?
この表記はそれらと同じなのです。
私は一刻も早くこの誤った表記が直されることを祈っています。
・・・少し後味が悪くなりましたが今回はこれにて。
次は明るい話にしてたです・・・

(表記を誤って乗せている企業は多くの企業の内ごく少数です。正しい表記を載せている企業もあります。ご注意ください)

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